研究・業績

  1. 研究・業績
琉球大学病院では様々な症例に対して薬剤でアプローチする。あるいは医師や患者様を薬剤でサポートできるよう、常に調査研究を続けています。

臨床研究に関して

1)沖縄県下における抗菌薬使用密度(AUD)および使用日数(DOT)サーベイランス ~沖縄県病院薬剤師会感染症分科会 多施設共同研究~

研究内容

抗菌薬使用動向を把握するため,抗菌薬使用密度(AUD)や抗菌薬使用日数(DOT)等の指標が用いられます。これらの値をひとつの施設だけではなく,沖縄県内にある多くの施設で同じ調査をし,比較を行います。また,臨床検査技師が実施している病原菌の抗菌薬に対する効きやすさ(感受性)のデータと一緒に比較し,沖縄県内における抗菌薬使用動向とその効きやすさの関係について調べます

研究方法

2015年1月以降,当院および研究協力病院にて使用された抗菌薬の量・使用期間、入院した患者さんの人数を診療録より収集する予定です。総研究機関 倫理審査承認後2021年12月31日まで

琉球大学病院薬剤部では現在,薬をより有効にかつより安全に使用するためのより良い業務を確立することを目的として,抗菌薬の使用状況に関する研究を行っています。
この研究は臨床研究に関する関連法規に従って行われ,琉球大学倫理委員会の承認を受けて行われます。この研究では,抗菌薬の使用量,使用期間および入院患者数を電子カルテデータより抽出します。その際,個人情報に該当する情報は取り扱いません。よって,患者さんに不利益が生じることは無いように計画されています。この研究によって得られた結果は,学会発表や論文として発表する予定ですが,それら以外の目的で用いることはありません。
この研究を行うことにより,抗菌薬の適正な使用を行うことに役立つと考えられますので,皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

▼ 詳しい情報をお知りになりたい場合は,下記担当者までお問い合わせください。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-1348  担当:潮平 英郎

2)タクロリムス投与を受けている患者様のうち、妊娠、分娩の経過をたどった患者様へ

研究内容

タクロリムスを内服されているお母さんとその赤ちゃんにおけるお薬の副作用・濃度などを電子カルテから調査します。
研究対象期間: 2015年4月~2020年4月の期間
総研究期間:倫理審査承認後2021年12月31日まで

タクロリムスは免疫抑制薬で主に臓器移植における拒絶反応や自己免疫疾患に対する治療薬として使用され,病気によっては生涯服薬が必要となります。近年では,薬剤内服中の授乳に関して,リスクベネフィットを考えた上で授乳されるケースも増えています。タクロリムスに関しても, 授乳を行うお母さん方が増えてきましたが、母乳を介した赤ちゃんの副作用の報告や赤ちゃんにおける血液中のお薬の濃度の報告はまだ少ない状況です。

今後の服薬中における母乳育児の安全性を検討するため、お母さん・赤ちゃんにおけるお薬の副作用・濃度などを電子カルテから抽出し、調べる研究を行います。
この研究は臨床研究に関する関連法規に従って行われ,「琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会」の承認を受けて行われます。この研究では,病歴、抗がん剤治療の治療歴、副作用等の発生状況、カルテ番号、お薬の使用量,検査データ等を電子カルテデータより抽出します。得られた情報を扱う際は,琉球大学病院薬剤部(薬剤部)で管理します。論文作成時,また学会発表時には個人が特定できる情報は一切用いません。患者さんに不利益が生じることは無いように計画されています。この研究によって得られた結果は,学会発表や論文として発表する予定ですが,それら以外の目的で用いることはありません。

この研究を行うことにより,服薬と母乳育児の両立を行うことに役立つと考えられますので,皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

▼ 詳しい情報をお知りになりたい場合は,下記担当者までお問い合わせください。
また、参加を拒否することも可能であり、それにより不利益を被ることはありません。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-3331  担当:伊差川 サヤカ

3)がん化学療法に対する制吐薬としてのオランザピンの使用実態調査 ~日本がんサポーティブケア学会:JASCC 多施設共同研究~

研究内容

がん化学療法において制吐薬として使用頻度が増加しつつあるオランザピンの使用状況を全国的に調査することにより、日本人における適正使用の推進に寄与する。計画している具体的な項目は、①オランザピンの使用実態調査、②高齢者や糖尿病合併患者などハイリスク患者における使用実態と忍容性について検討します。本調査により、国内におけるオランザピンの至適投与量や安全性に関する有益なデータが得られ、臨床的意義は大きいと思われます。

研究方法

調査対象となる患者様は平成30年6月1日から9月30日に、がん治療を行っている以下の診療科にて、化学療法(抗がん剤による治療)の治療を受けた方で、高度催吐性リスク(HEC)または中等度催吐性リスク(MEC)に該当する方が対象となります(化学療法を受けていない方は対象となりません)。なお、対象となる疾患はがん(悪性腫瘍)と診断され、化学療法が必要ながんのみです。化学療法が不要ながんでは対象とはなりません。
最近では、化学療法の種類によって、悪心や嘔吐など症状の現れやすさが大体わかってきています。高い頻度(おおむね90%以上)で症状が出やすいものを高度催吐性リスク(HEC)、中等度の頻度(おおむね30~90%)で症状が出やすいものを中等度催吐性リスク(MEC)と分類しています。それぞれの分類に該当する治療は以下に記しています。
• 該当する診療科
第一内科、第二内科、第一外科、第二外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、小児科、皮膚科、腎泌尿器外科、耳鼻咽喉科、放射線科、歯科口腔外科
• 高度催吐性リスク(HEC)に該当する化学療法の例
シスプラチン、高用量シクロホスファミド、ドキソルビシン+シクロホスファミド
エピルビシン+シクロホスファミド、ダカルバジン
• 中等度催吐性リスク(MEC)に該当する化学療法の例
カルボプラチン、アザシチジン、アムルビシン、イダルビシン、イホスファミド、イリノテカン、インターフェロン-α、インターロイキン-2、エピルビシン、オキサリプラチン、カルボプラチン、クロファラビン、三酸化ヒ素、シクロホスファミド、シタラビン、ダウノマイシン、テモゾロミド、ドキドルビシン、ネダプラチン、ピラルビシン、ブスルファン、ベンダムスチン、ミリプラチン、高用量メトトレキサート、メルファラン
目標症例数に満たない場合は、適宜研究期間を延長します。研究全体での目標症例数は1500例で、琉球大学での目標症例数は30例です。なお本研究は、琉球大学人を対象とする医学系研究に関する倫理審査委員会の承認を得ています。
診療録より以下の項目を収集する予定です。
• 対象となる治療を受けた方の人数
• 背景(年齢、性別、病名、治療歴、合併症など)
• オランザピンの投与状況(用法・用量など)
• オランザピンの処方件数
• オランザピンの副作用
• 副作用によるオランザピンの中止・減量の有無
• 制吐効果(嘔吐の有無)
• JASCCによる注意喚起情報の認知度(施設内アンケート:担当者による聞き取り)
その際,個人情報に該当する情報は取り扱いません。よって,患者さんに不利益が生じることは無いように計画されています。この研究によって得られた結果は,学会発表や論文として発表する予定ですが,それら以外の目的で用いることはありません。この研究を行うことにより,オランザピンの適正な使用を行うことに役立つと考えられますので,皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、対象となる患者様はいつでも本研究に関して拒否する権利があります。拒否の申し出があった場合は、直ちにデータ破棄を行い、拒否しても何ら不利益にはなりません。但し、データの解析後や学会発表、論文執筆後の申し出には応じられないことを予め了承下さい。
総研究期間:琉球大学 人を対象とする医学系研究に関する倫理審査委員会承認日~2022年3月31日

▼ 詳しい情報をお知りになりたい場合は,下記担当者までお問い合わせください。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-1350  担当:鈴木 毅

研究主施設の名称 責任者
福岡大学薬学部臨床薬学教室・福岡大学病院薬剤部 准教授 林 稔展

4)精神疾患合併妊婦における向精神薬の処方実態調査

研究内容

2014年1月1日~2018年12月31日の期間中,当院で周産期管理を行った精神疾患合併の妊婦

研究目的・方法

向精神薬の中には副作用モニタリングのために血中濃度測定を必要とするものや,飲み合わせに注意が必要なものが含まれております。しかし実際にはある薬剤がどのくらいの患者さんに内服されているか,測定がどの割合で行われているかどうか不明です。本研究では, 妊娠中に処方された向精神薬の種類,および薬物濃度モニタリングの頻度を明らかにすることで,今後の安全な薬物療法の支援を行いたいと考えております。なお,本研究は琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得ています。
総研究期間:倫理審査承認後2020年12月31日まで

研究に用いる試料・情報の種類

疾患名、妊娠期に投与された向精神薬、TDM(薬物治療モニタリング)対象薬の有無、TDM実施状況、薬物血中濃度、薬物濃度コントロール 等

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先へ2019年10月30日までにお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

▼ 照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-3331  担当:伊差川 サヤカ

研究責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳

5)研究課題名:病棟薬剤業務における塩酸バンコマイシン薬物治療モニタリング 実施がもたらす血中濃度コントロール変動の検討(後ろ向きコホート研究)

研究内容

2009年2月1日~2019年8月31日の間に琉球大学病院でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等を対象とした感染症治療を目的として塩酸バンコマイシンを使用された患者様(どの診療科に入院されていたとしても、入院中に感染症の治療を行った患者様は本研究の対象である可能性があります)。

研究目的・方法

これまでに専門の担当薬剤師が行っていた特定の抗生物質(塩酸バンコマイシン)の薬の検査(薬物血中濃度モニタリング:TDMといいます)解析・処方設計および医師への提案を2016年度より,病棟に配置された薬剤師の業務として実施しています。この研究では,病棟薬剤師による解析・処方設計・提案により塩酸バンコマイシンの血中濃度のコントロール状況が,患者さんにとって利益となる効果があることを検討します。なお、本研究は琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得て行っています。
研究期間:倫理審査承認後2021年12月31日までの期間研究を行います。

研究に用いる試料・情報の種類

調査項目
  1. 1.VCM血中濃度
  2. 2.VCM-TDM実施回数
  3. 3.VCM投与期間
  4. 4.VCM投与量
  5. 5.年齢,性別,腎機能(血清クレアチニン値,eGFRまたはクレアチニンクリアランス),体重,検出菌とその感受性(MIC)
  6. 6.解析により得られた薬物動態パラメーター
  7. 7.併用抗菌薬
  8. 8.感染症疾患名

研究に伴う研究対象者への負担・不利益

診療記録の調査を行うだけなので患者様の金銭的な負担は一切生じません。この研究のための新たな検査等は一切行いません。

外部への試料・情報の提供

抽出された患者さんデータは、個人が特定されないように匿名化を行ないます。匿名化されたデータは本研究所定のデータシートへ転記後,厳重に保管・管理を行います。担当研究者分担者が厳重にデータ管理・保管を行います。この研究のために収集したデータは、調査研究以外の目的で使用されることはございません。

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。ただし、データ解析完了後や学会・論文発表後に、参加拒否のお申し出をなされた場合は対応しかねる事がございます。予めご了承ください。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-1348  担当:潮平 英郎

研究責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳

6)研究課題名:5-fluorouracilによる薬物代謝酵素阻害作用を介した薬物相互作用研究 ~Pharmacodynamics parameter比較による後ろ向きコホート研究~

*本研究は琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得て行っています。

研究内容

2009年4月1日~2019年9月30日の間に琉球大学病院で5-fluorouracil(5-FU,ティーエスワン,エスワン,ゼローダ等)によるがん治療を受け,抗てんかん薬,抗凝固薬,尿酸排泄促進薬,降圧薬,血糖降下薬を一緒に使用していた患者様。診療科は,5-FU治療が適応となる癌腫を診療する全診療科となります。

研究目的・方法

抗がん剤として使用される5-fluorouracil(5-FU,ティーエスワン,エスワン,ゼローダ等)は古くから使用されている薬剤ですが,一緒に使用する薬の組み合わせによっては他の薬の作用を強くしたりすることが知られています(薬物相互作用といいます)が,これまでの報告は症例数が少なく,多くの症例数を集めた統計学的な研究はあまりされていません。本研究では,5-fluorouracilによる治療を受け,薬物相互作用が起こるとされる薬剤(抗てんかん薬,抗凝固薬,尿酸排泄促進薬,降圧薬,血糖降下薬)を一緒に使用していた患者様のカルテ情報から薬の効果に差が出ていたかについて調べます。 研究期間:倫理審査承認後2022年12月31日までの期間研究を行います。

研究に用いる試料・情報の種類

  1. 1. 5-FU(or プロドラッグ:テガフール・ギメラシル,カペシタビン)投与量・投与期間・レジメンプロトコール
  2. 2. CYP2C9基質となる薬剤(フェニトイン,ワルファリン,ベンズブロマロン,イルベサルタン,アジルサルタン,ロサルタン,バルサルタン,ピオグリダゾン,グリメピリド)とその投与量・投与期間
  3. 3. 年齢,性別,腎機能(血清クレアチニン値,eGFRまたはクレアチニンクリアランス),肝機能マーカー(AST, ALT, ALP,γ-GTP),身長,体重,体表面積,その他生化学一般検査値。
  4. 4. CYP2C9基質となる薬剤の薬効マーカー(PT-INR,血清尿酸値,血圧,血糖値,HbA1C)およびフェニトイン血中濃度
  5. 5. 併用薬
  6. 6. 疾患名

研究に伴う研究対象者への負担・不利益

診療記録の調査を行うだけなので患者様の金銭的な負担は一切生じません。この研究のための新たな検査等は一切行いません。

外部への試料・情報の提供

抽出された患者さんデータは、個人が特定されないように匿名化を行ないます。匿名化されたデータは本研究所定のデータシートへ転記後,厳重に保管・管理を行います。担当研究者分担者が厳重にデータ管理・保管を行います。この研究のために収集したデータは、調査研究以外の目的で使用されることはございません。

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出ください。
また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。ただし、データ解析終了後や学会・論文発表後に参加拒否のもお申し出をされた場合は対応致しかねますので予めご了承ください。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-1348  担当:潮平 英郎

7)抗インフルエンザ薬リレンザ®を処方された患者さまへ

研究課題名

抗インフルエンザ薬リレンザ®(吸入剤)の過去3年間における処方調査

研究内容

抗インフルエンザ薬リレンザ®を処方された患者さまが、治療目的か予防目的かを調べます
研究対象期間: 2017年1月~2019年12月の期間
総研究期間:倫理審査承認後~2020年6月30日までを予定しています

沖縄県においては,一年中インフルエンザが流行するため 抗インフルエンザ薬が一年中,使用されています。また日本は,世界に比べて多くの抗インフルエンザ薬が使用可能です。吸入薬でも 1日2回を5日間使用するリレンザと1回のみのイナビルという2種類があります。このうち,リレンザを処方された患者さんの処方目的を調査することで,使い分けなどの傾向を知ることができるかもしれません。

そのため,この研究は臨床研究に関する関連法規に従って行われ,「琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会」の承認を受けて行われます。この研究では,処方目的(治療なのか予防なのか)を電子カルテデータより抽出します。得られた情報を扱う際は,琉球大学病院薬剤部(薬剤部)で管理します。論文作成時,また学会発表時は個人が特定できる情報は一切用いません。患者さんに不利益が生じることは無いように計画されています。この研究によって得られた結果は,学会発表や論文として発表する予定ですが,それら以外の目的で用いることはありません。

この研究を行うことにより,インフルエンザ治療の先進国であるわが国の治療動向を世界に示すことができる,また これらの薬剤を有していない諸外国の興味を引くデータが得られることが期待できます。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

詳しい情報をお知りになりたい場合は,下記担当者までお問い合わせください。
また,参加を拒否することも可能であり,それにより不利益を被ることはありません。
ただし、学会・論文の発表後は申し出をお受けできません。予めご了承ください。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-3331  担当:砂川 智子(スナガワ サトコ)

8)研究課題名:COVID19患者に対するファビピラビル使用時の副作用調査

*本研究は琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得て行っています。

研究の対象

2020年3月1日~2021年1月31日の間に琉球大学病院で新型コロナウイルス感染症(COVID19)の診断が確定し,治療薬による治療を受けた患者様を対象とします。患者診療科は第一内科または救急科が対象となります。

研究目的・方法

ファビピラビル(商品名:アビガン)は抗インフルエンザ薬として日本で開発され,承認された薬剤です。承認時より新型インフルエンザへの使用が想定されたため,これまでに一般使用されずにいた薬剤であるため,広く様々な患者さんへ使用した場合の調査(市販後調査と呼ばれます)は行われていません。ファビピラビルはCOVID19治療に対して特別な申請(禁忌適応外申請)が行われ,決められた制度の中で使用されていますが,開発・承認時には想定されていない疾患への使用となっています。本研究では,ファビピラビルを使用した患者さんを対象として,これまでに知られている安全性や有効性情報との比較研究を実施します。この研究は,患者様のカルテ情報から,必要な情報を調べる後ろ向き研究と呼ばれる研究の方法で,患者様に新たな負担などは一切生じません。

研究期間:倫理審査承認後2021年12月31日までの期間研究を行います。

研究に用いる試料・情報の種類

  1. 1. ファビピラビルおよびCOVID19治療に用いられる薬剤(レムデシビル,ナファモスタット,シクレソニド,トシリズマブ,デキサメタゾン)の投与量・投与期間
  2. 2. 年齢,性別,身長,体重,体表面積,BMI,体温,酸素飽和度などの臨床所見
  3. 3. D ダイマー,CRP,LDH,フェリチン,リンパ球,トロポニン,KL-6,血清クレアチニン値,eGFRまたはクレアチニンクリアランス),肝機能マーカー(AST, ALT, ALP,γ-GTP),その他臨床検査値
  4. 4. ファビピラビル副作用として報告されている所見,検査値
  5. 5. COVID19治療の判定に用いられる身体所見
  6. 6. 入院期間
  7. 7. 併用薬
  8. 8. 併発・既往疾患および経過などの病歴

研究に伴う研究対象者への負担・不利益

診療記録の調査を行うだけなので患者様の金銭的な負担は一切生じません。この研究のための新たな検査等は一切行いません。

外部への試料・情報の提供

抽出された患者さんデータは、個人が特定されないように匿名化を行ないます。匿名化されたデータは本研究所定のデータシートへ転記後,厳重に保管・管理を行います。担当研究者分担者が厳重にデータ管理・保管を行います。この研究のために収集したデータを新たな研究に二次的に利用する場合がありますが、その際には、改めて倫理審査委員会の承認を得た上で、お知らせいたします。

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出ください。
また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。ただし、データ解析終了後や学会・論文発表後に参加拒否のもお申し出をされた場合は対応致しかねますので予めご了承ください。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-1348  担当:潮平 英郎

9)プロバイオティクス製剤使用患者の免疫チェックポイント阻害剤の副作用(irAE)発症への影響に関する研究

*本研究は琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得て行っています。

研究の対象

2014年10月24日~2020年12月31日の間に琉球大学病院で免疫チェックポイント阻害剤(オプシーボ,キイトルーダ,イミフィンジ,テセントリク,バベンチオ,ヤーボイ)によるがん治療を受け,プロバイオティクス製剤(ビフィズス菌剤(ビオフェルミン錠剤,ビフィスゲン散,ラックビー微粒N・ラックビー錠),酪酸菌剤(ミヤBM細粒,ミヤBM錠),ラクトミン(ビオフェルミン配合散),ビフィズス菌配合剤(ビオスミン配合散,レベニンS散),酪酸菌配合剤(ビオスリー配合散,ビオスリー配合錠))を一緒に使用していた患者様。診療科は,免疫チェックポイント阻害剤による治療が適応となるがん腫を診療する全診療科となります。

研究目的・方法

免疫チェックポイント阻害剤(オプシーボ,キイトルーダ,イミフィンジ,テセントリク,バベンチオ,ヤーボイ)は近年使用が始まった新しい薬剤ですが,腸内細菌叢によって効果が増減することが知られています。しかし,これまで腸内細菌叢がその副作用に与える影響に関する報告は症例数が少なく,多くの症例数を集めた統計学的な研究はあまりされていません。本研究では,免疫チェックポイント阻害剤による治療を受け,腸内細菌叢を整える薬であるプロバイオティクス製剤(ビフィズス菌剤(ビオフェルミン錠剤,ビフィスゲン散,ラックビー微粒N・ラックビー錠),酪酸菌剤(ミヤBM細粒,ミヤBM錠),ラクトミン(ビオフェルミン配合散),ビフィズス菌配合剤(ビオスミン配合散,レベニンS散),酪酸菌配合剤(ビオスリー配合散,ビオスリー配合錠))を一緒に使用していた患者様のカルテ情報から免疫チェックポイント阻害剤の副作用の有無・程度に差が出ていたかについて調べます。

研究期間:倫理審査承認後2022年12月31日までの期間研究を行います。

研究に用いる試料・情報の種類

  1. 1. プロバイオティクス製剤(ビフィズス菌剤(ビオフェルミン錠剤,ビフィスゲン散,ラックビー微粒N・ラックビー錠),酪酸菌剤(ミヤBM細粒,ミヤBM錠),ラクトミン(ビオフェルミン配合散),ビフィズス菌配合剤(ビオスミン配合散,レベニンS散),酪酸菌配合剤(ビオスリー配合散,ビオスリー配合錠))の投与量・投与期間・投与時期
  2. 2. 免疫チェックポイント阻害剤(オプシーボ,キイトルーダ,イミフィンジ,テセントリク,バベンチオ,ヤーボイ)とその投与量・投与期間・レジメンプロトコール
  3. 3. 年齢,性別,身長,体重,体表面積,PD-L1発現量,その他生化学一般検査値
  4. 4. CTCAEグレード分類による副作用(irAE)のグレード,副作用発現までの治療期間
  5. 5. 併用薬(殺細胞性抗がん剤,ステロイド),プロバイオティクス関連サプリメントの使用歴
  6. 6. 疾患名(がん種),がんのステージ分類,治療line,治療効果

研究に伴う研究対象者への負担・不利益

診療記録の調査を行うだけなので患者様の金銭的な負担は一切生じません。この研究のための新たな検査等は一切行いません。

外部への試料・情報の提供

抽出された患者さんデータは,個人が特定されないように匿名化を行ないます。匿名化されたデータは本研究所定のデータシートへ転記後,厳重に保管・管理を行います。担当研究者分担者が厳重にデータ管理・保管を行います。この研究のために収集したデータは,調査研究以外の目的で使用されることはございません。

お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
ご希望があれば,他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で,研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出ください。
また,情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので,下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。ただし,データ解析終了後や学会・論文発表後に参加拒否のもお申し出をされた場合は対応致しかねますので予めご了承ください。

研究実施責任者:琉球大学病院薬剤部 教授・薬剤部長 中村 克徳
連絡先:琉球大学病院薬剤部
電話:098-895-1352  担当:石井 岳夫